この日は長潮、夜の潮は5時間かけて10cmしか動かない。
港湾部の運河内ではほぼ流れないといっていいかもしれない。
ま、それはタイドグラフ上でのこと。

そこでポイント選び、潮の動きやすい隅田川筋へ行くか悩んだすえに南東京エリアの海側に最も近いシャローを選んだ。
理由はまだ湾奥の潮が赤潮に支配されていなかったのと前日から吹きはじめた南風、
川崎沖には赤潮が帯状に走っていて、その潮目が到達する可能性があったのと、
風がかろうじてシャロー全体の潮をゆっくり動かしてくれると判断したからだった。

ポイントに着くとゼブラ状になった潮目がゆっくと近寄っては消えていく。
岸際に赤潮の筋が入るとわずかながら夜光虫が光る程度。
まずカンニバルをキャスト。
着水して2,3巻き目でバイトが集中する。
レンジが浅い。

すぐにエドニスに換えて、ロングキャストでシャローに挿してくる帯状の潮目を切っていく。
すると数投目、少し早めに引いていたところでココン!とバイト。
最初にヒットしたのは45cmくらいのシーバス。


さらに同じ潮目から50cmをキャッチ。
やはり魚は潮目付近に多くいて一つ潮目が寄るごとに必ず4,5バイトある。
しかし、サイズはバラバラで30cm前後のバイトも多いい。
傾向としてはエドニスでトゥイッチを入れた後のストップやリトリーブ中に微妙な間を与えるのが口を使わせるようだ。

パターンが分かるとどうにも止まらない。

このポイントで2時間弱、永遠のバイト&ヒットが続く。
もう根こそぎ釣るような感覚。
その中で60cm台がポツポツと混じる


これは64cm。

潮目の接近がなくなるまで釣り続け、60cmアップを4本含む30〜64cmを19本キャッチ。


そこから潮はわかりやすく動く下げ潮に入り、ポイントをお台場方面へ移す。
次に向かったポイントはシャローのない岸壁ポイント。

魚が着いているのは護岸の際、その中でも流れの当たっていたり、エグレから抜ける潮があるところにゴッソリ溜まってる。。
潮裏の護岸から探ったが2本キャッチしたのみで、すぐに潮表側へ移動する。

その係留船まわり。
カンニバルで岸際を引いてくるとわらわらと魚が出てくる。
どういうわけか超高活性でトゥイッチを1発入れるとゴン!と簡単にバイトがでる。

早々に50cmアップを抜きあげ次ぎの魚へ移っていく。
途中50cm台を3本拾ったあと係留船まわりを集中攻撃するとX−80とビーフリーズのトゥイッチに好バイト。

魚はどうやら係留船の外側を回り込んできた潮と護岸のエグレの中を抜けてきた潮がぶつかるあたりに集中。

バラシまくったものの、なんとか60cmアップを3本キャッチ。
ここでは13本をキャッチ。
サイズは30〜62cm。
猛烈に掛けまくった夜だった。


[[ポイント]:港湾部南東京
「使用タックル」:
ロッド:
ゼナック・デフィ プレジール88Crazy Hunter
リール:
シマノ・ステラSW4000
ライン:
東レ・ソルトライン シーバスPE 20lb
+ショックリーダー
東レ・ソルトライン〈フロロショックリーダー〉30lb
ルアー:
カンニバル83S
エドニス
X80SW
ビーフリーズSBSP