この日はデイゲーム勝負で午後の上げ潮絡みの青海へ。
最近は梅雨の中休みとあって昼間は南風の吹く日が多い。
吹きつづけた南寄りの風で一部表層付近の茶褐色をした潮がどんどんと吹き寄せられる一方、
吹き寄せられる潮し押される形で
それとは対照的な場所に涌き出てくるボトムの潮は透明度2m以上のクリアな潮。
そんな潮だまりの中にある根周り、シャローのブレイクライン、ブレイクラインが岸に近いエリアを攻める。
とはいえ、潮通しの良い場所や潮目などは無視できない。
狙うは潮通しが絡んだそれぞれのポイント。
ルアーはアスリート9S。
まずは風で流される表層の潮が数m先のブレイクラインをなめるようにして通過していく場所を攻める。
潮が濁っていれば足元の浅いところでも追ってきてバイトするようになるが、ここまでクリアだとそれは望めない。
やや沖目にキャストしてブレイクまでの引きしろを多めにつくる。
シーバスが食ってくるのは、透明度が消えるレンジ付近を通過したときに多い。
そのラインをきっちり通せるように沖目から引っ張ってくる。
アスリートが着水すると5カウントほど待って沈め、ブレイクラインに差し掛かる手前でトゥイッチを1,2発入れてあげて食わせるタイミングをシーバスに与える。
そんなことを繰り返していると、ブレイクラインに差し掛かる直前のトゥイッチに反応したのか、ゴフッ!と鈍いバイト。
挨拶代わりの尾ビレまで見せるジャップをかわして取込んだのは63cmのシーバス。
特別に今がジアイだ、という瞬間はないが風が変わって流れがポイントから外れるときと、
潮が止まったときは流石に食ってこない。
しばらくしてブレイクラインが比較的近い場所でクルクル14gをキャストし続けると、
ブレイク付近でこれまた
ゴフッ!
ブレイクへ突っ込もうとする魚を強引に止めてブッコ抜いたのは64cmの良型だった。
このあと風が変わり流れが遠のいてしまったところで終わる。
翌日も友人を誘って同ポイントへ釣行。
時間は朝マズメをとっくに過ぎた6時過ぎ。
当日も南寄りの風が吹いていて潮はクリアな状態が続く。
前日同様にブレイクラインを意識しながらキャストし続けるが一向にバイトがない。
ベイトであるイワシやイナッコは水面に見えるものの、捕食者に追われてる様子も伺えない。
狙いをブレイクラインよりもさらに沖にある根周りに移す。
風に押された沖の潮筋がダイレクトに差し込む絶好のチャンス。
魚がいれば1,2投目で必ず食ってくる。
居なければいくら粘っても骨折り損だ。
アスリートでもお気に入りカラーのゴールドグリーンホロをセット。
勝負は潮の抜ける側となる根の上と根の際の2投のみ。
根の遥か沖までキャストして丁寧に根の上を通してくる。
少し早めのリトリーブにトゥイッチを混ぜてくるがバイトはない。
2投目、根の沖までキャストしてトゥイッチを混ぜながら根の際をかなりタイトに通す。
ルアーが根に差し掛かったところで…
バイトはない。
一瞬いないものかと勘ぐりながら、根の抜け際にトゥイッチを掛ける。
ガツッ!!
ティップが深く入り込む。
根に潜ろうとする魚を止め、何もないところへ誘導してからファイト開始。
重さがあるのかトルク十分で気持ちイイほどにドラグが鳴る。
魚が疲れを見せたところで友人にタモ入れを頼んでキャッチしたのは73cmのシーバスだった。
この日はこの1本のみ。
「ポイント」:港湾部 |
「使用タックル」 |
ロッド: |
DEFI・プレジール88Crazy Hunter |
リール: |
シマノ・ステラSW4000HG |
ライン: |
東レ・ソルトライン シーバスPE 20lb |
+ショックリーダー |
東レ・ソトラルイン〈フロロショックリーダー〉25lb |
ヒットルアー: |
アスリート9S(ゴールドグリーンホロ) |
クルクル14g |