上げ止まり2時間前に家を出る。

隅田川の隣にある運河筋。
川の流れが少なからず影響するエリア、
ディープに隣接したシャローエリアの魚の入れ替わりは実に早い。
まだ当分の間は見失うことのないこの魚達。
先日の魚とは別の魚に入れ替わってることを願う。

バチも流れてこなけりゃアミも沸いてこない。
水深のあるとこじゃイカも食ってるだろうし
そのうちごっそりと沸いてくるカニの子も食うだろう。
まだ、3〜6cmくらいのサッパとかちっさいイナッコとかをモリモリ食ってる。
でも全然浮いてきてくれないんである。
だから表層ばっかり引いてても全く食わない。

仲間にとても合理的?な考え方をする人がいて「表層で簡単に食わない魚は俺の魚じゃない」とか言って
11月も半ばを過ぎるとその人の中では湾奥からシーバスが1匹もいなくなってしまうのである(笑)
そんな幸せな考え方ができればと僕も思うのだが、
そこにシーバスがいる以上、冬だろうが、雪が降ろうが
表層で簡単に食わない魚だろうがやってみなけりゃ分からない。
と言うよりか僕はどんなシーバスだろうが全部釣りたいのだ。

それと、どこのシーバスだろうが自分の釣るシーバスの価値を人に決めてもらうような人。
僕らはアングラーだ、漁師じゃない、釣った魚の価値ってのは自分が決めるもんなんだよ。

とまぁ話がぶっ飛んでしまったが、とにかく今は魚がいる。
上げの潮がゆっくりと動くシャロー、
その表層にはライズもなけりゃベイトの波紋もない。
確認のためもあって表層系のルアーを投げたおすも気持ちいいくらいに反応がない。
で、レンジを下げる。

水深は1,5mないくらいなんだが、出ないもんは出ない。
単純にベイトのレンジに合わす。
ルアーはビーフリーズ78S。
できるだけキャストしてボトム付近を探れる時間を長くする。
ビーフリに換えた一投目、
ショートバイトの直後にゴフッ!としっかりしたバイト。

55cmくらい

そのまた2,3投目にヒット。

63cm
サイズが揃ってる。


すぐにルアーを換える。
これいつもの癖。
何本か釣って一つパターンが分かるとそれよりももっと釣れるパターンはないかとルアーを換える。
そんでもってルアーをラパラCD9のBに換える。
トレースコース、レンジは全く同じで攻める。
が、面白いように反応がなくなった。
ってことは動きかカラーかサイズ。
ルアーをビーフリに戻す。
その2投目。
すんなりヒット。

55cm
ちなみにどの魚も腹はパンパンです。

また、ルアーを換える。
次はB−太のシルバーメッキみたいなカラー。
少し沈めて同じレンジを通す。
ウンともスンとも言わない。
何だろうねぇ
こーゆー時って結構ある。
またビーフリに戻す。

ごふっ!

61cm
コンディション抜群

このあとも50cm前半を二本追加。
色んなルアーと交互にキャストしたがどういうわけかビーフリにしか食ってこない。

おそらくルアーのサイズからなる動きの問題とキラキラ光るフラッシング。
今のゆっくりと流れる上げの潮の中で、僕の持ち手の中じゃこいつが最も口を使わすことができた。


ここで潮が変わり始める。
予想より早い段階で岸際の潮が下げだした。
流心の水深50cm以下はまだ上げてる。


もう一つ間違いなく食うだろうと踏んでキャストしたヨルクル。
流心の近くまでキャストして一度ボトムをとってから少し早めに巻いてくる。
ボトム付近をキープしたまま引っ張ってくると今までと似たようなラインで食ってくる。

56cm


立て続けに同サイズくらいのが連発する。

52とか53cmくらいかなぁ

ここで潮が下げに転じる。
何をやっても食わなくなった。
流れが変わると同時に着き場が変わったと判断。
下げになると途端に居つきの魚が食い始める。
場所を移動。


移動中に電話が鳴る。
僕の色んなとこを修正してくれる一人の仲間と 色んな問題のことで1時間ほど喋る。
そのあとロッドを手にポイントに向かおうとしたが、なんか気持ちが優れない。
すぐに引き返して家路につく。

明日からしばらく東京を離れることにした。

ポイント:隅田川河口流域
「使用タックル」
ロッド:
DEFI・プレジール88Crazy Hunter
リール:
シマノ・ステラSW4000HG
ライン:
東レ・ソルトライン シーバスPE 20lb
+ショックリーダー
東レ・トヨフロン スーパーL・EX8号
ルアー:
ビーフリーズ78S
ヨルクル