まだまだ春のパターンが続いてる。
もはやピークに突入したといった感じ。

海の中は季節の変わり目で何系のプランクトンなのか分からないが日々濁りが増している。
あまりいい潮じゃないのか話を聞いてても港湾部の海側がぱっとしないらしい。
じゃどうなのかと言えば魚は運河と川にごっそりと溜まってる例年のGWパターン。
海側もいるところにはいるんだが、どこにでもいるような状況じゃない。
それとは逆に運河の中は、もっぱらバチのパターンの魚だらけ。
ジアイ無視でもサクッと行ってサクッと釣れるのが今の運河だ。

それとは別で魚はごっそりいるけどちゃんとジアイがあって、
場所も攻め方も合わせていかないと魚がいてもなかなか出せないのが川筋。
そのちょっとした難しさが楽しくて毎年運河に飽きたころには川へ走る僕。

上げの隅田川。
そんな隅田川も誰もがここは居そうだと思った場所にはたいてい人が入ってる。
みんな考えてることは一緒かな?

とりあえず潮が完全に効き出すまで小場所を2箇所ほど叩いて35〜50cmくらいのを3本キャッチ。




潮がいよいよ勢いをつけてきたところで、ここ連日二桁釣果を叩き出しているポイントへ移動する。

岸際ズドンの隅田川、やはり一級ポイントとして目に付くのは橋。
でも、いつまでも橋まわりに頼ってたら釣りができない状況だってある。


灯台下暗し、誰もがさっさと通り過ぎてしまっている場所で悠然とバチを食ってる魚がいる。
それに気づけるか気づけないか。
これほど面白い川は東京じゃ他にないだろう。


東京という暗闇知らずの街中を流れる一級河川。
コンクリートで固められた岸壁に連立したオフィスビル群。
こんな無機質だらけな街で、東京をうまく利用しながら生き続けているシーバスという魚がつくずく立派に思えて仕方が無い。
この東京で釣れば釣るほどその適応力には感心させられる。


シーバス釣りをしたことない人にはまず見えることのないポイント。
夕方仕事も一段落し、夜も遅くなるとそれまで忙しかったオフィスビル群が落ち着きを取り戻す。
その静けさのなかで偶然の産物としかいいようのないポイントが突如、目の前に現れる。




水面がにわかに活気づく。
絶妙な潮の流れと東京という街が作り出した産物。
その狭間でシーバスが激しく乱舞する。



立て続けに出るシーバスのライズ。
そこに投げれば釣れるような簡単なものではない。
だから面白い。
8割りはルアーの差で決まる。
残りの2割は流し方とレンジ。

今日はニョロのスーパーデッドが効いた。
管釣りばりにティップを微動だにせずドリフト気味に流してやる。
(61cm)

状況は刻一刻と変わってく。
潮目がいったりきたり、
手前が反転流に支配されることもある。
その相反する流れのスピードが増せば増すほどライズも激しくなる。





サイズはまちまち。
セイゴもいればスズキもいる。



この時期にもなると魚が引っ手繰ってくときの初速が意外と速い。
強烈なアワセや追いアワセはいらない。
ドラグを緩めにして反転時のショックを和らげてやる。
しっかりといい所に掛かったところでアワセてやれば8割くらいはバレずにとれる。

(56cm)

こんなサイズでもそれは一緒。



ときに45cmくらいのサイズの猛攻にあいながら・・・



根こそぎ釣るつもりで釣っていく。

できるだけルアーとラインが一直線になるように。
風が出てるときほどこのラインメンディングが重要になってくる。



ある時間からこんなサイズしか食わなくなってきた。



そのうち、夜明けをまたずしてライズも終了。
数にして21本。

今日もよく釣りました。

ポイント:隅田川
「使用タックル」
ロッド:
モアザン80L
リール:
セルテート3000
ライン:
東レ・ソルトライン シーバスPE 20lb
+ショックリーダー
東レ・トヨフロン スーパーL・EX6号
ルアー:
にょろにょろ(真ん中のサイズ)