雨あと初夏の港湾部。

バケツをひっくり返したような大量な雨が降ると確実に処理場がオーバーフローする。

雨が降って2、3日後は間違いなく水の綺麗なシャローか濁流の届かない沖をを狙うだろうが直後は違う。


まだ濁りがマックスでない港湾部。

川水の流れが到達するエリア、水深7,8mのディープが比較的近くに存在し、水深3mほどのシャローが広がる一角。

そんな場所にベイトと濁り、ストラクチャーに潮の流れのバランスがうまく噛み合うと一瞬にしてパラダイスと化す。



3月、4月の魚に比べれば今はセレクティブな魚。

でもちゃんとパターンを当てはめれば爆釣ができる。




下げの2分。

まだゴミもほとんど流れていない。

沖から流れ始めた潮も岸近くまでゆっくりと効いてくる。

その潮が抜ける水深のさらに浅いシャローをチェックがてらに探ってみる。

表層系からシンキングミノーまでいくつかローテーションして通してみるが反応はない。


上水の層が厚い。


直感でそう感じると、ポイントを移す。


潮の流れが当たるストラクチャー、その表側を叩く。

その表層。

TKLM9/11で水面直下を舐め、X−80でその下を探る。


と、X−80の一番深く潜ったところでコン!と弱々しいバイトがでたが、のらない。

やはり下のラインか?


すぐにマーゲイSWにチェンジする。

チェンジして速攻で1本でた。




このまま爆釣モードに突入!

と行きたいところだが後が続かない。


潮の効いてきた水面を今一度よく覗いてみる。

ストラクチャーに当たった潮がイレギュラーに蛇行しかき混ぜられまた凝縮して流れていく一つの筋。

その流れがぶつかる水中に張り出したストラクチャーにゴッソリと魚が着いていた。


レンジはやはり下。

その際にマーゲイSWを通す。

少し早めに巻いてはトゥイッチで食わせの間をつくる。

50前半の魚

多分これがアベレージサイズ。

ゆっくり巻いてはしっかりと潜らせてそこから早巻きとトゥイッチで食わせる


トゥイッチをかけて3秒ほどゆっくりフォールさせるとゴフッ!と引っ手繰ってく。

59cm

ちょうど水中の張り出したストラクチャーのあたりでルアーを当てるなりアクションをかけたときにゴンッ!と出る。


いくらでも出る感じ。

すでに10発はけかただろうか。

今日はやけにバラす。

今のところ4GET6バラシ。

もっとスローでトゥイッチ後のステイを長くとってみる。

上にいる魚の下の魚はどんなのか。


案の定1発でヒット。

61cm

見せる時間の長い方がサイズがいいのか?


また同じ様に攻める。

ゆっくりと巻いてストラクチャーの際でトゥイッチ、トゥイッチ−3秒ステイ。

するとカーン!と高いラトル音が鳴る。

その音を聞いてからバシッとフッキング。

ラインがふけてても音さえ聞けてあわせればバッチリフッキング。

ありゃりゃ・・45cmくらい。

フッコサイズがやたらと多いのと活性が高いのとで他の魚にルアーをじっくり見せられない。


こんなのをもう3本追加したところでマーゲイSWをストラクチャーの奥へとスライドさせて送り込む。

予想以上に奥へといってしまったところでゴゴォ!!と今までより強そうなバイト。

ストラクチャーの角に当たるラインを気にしながらスイープにあわせてロッドでラインを送りなおす。


ジジジ・・・


と久々にドラグが出る。

ラインを捌いて魚を引きずり出すと一気に浮上


ガバァバァバァ!!!




デカイ頭が飛び出した。

75cmくらいはありそうだ。

ドラグを出しながらストラクチャーへ突っ込むところを半ば強引にとめるとまた一気に浮上してきた。

「全然疲れてない・・」

そう思ったと同時にエラ荒い。


フッ・・・!



「ほへっ・・・×〇!Щ+#$!★!?」


「あ゛〜やっちまった。。」

フッキングが甘くしっかり刺さってなかったんだろう、フックの一部が伸びちまってる。

ときすでに遅し、次に今のと同じサイズは食わなかった。



相変わらず元気がいいのはこのサイズばかり。

45,46cmくらい

それからまた散々バラシたところで45〜53cmまでを2本追加。

潮が離れたところでアタリがぱったりと止まる。

わずか1時間半の爆釣劇。


掛けた数にして20発ちょっと。

その半数以上をバラシてしまった。

アオリだシイラだで腕がなまってるかな。



初夏シーズンのシーバスをたんまり釣ったところで終わりにした。


ポイント:江東区港湾部
「使用タックル」
ロッド:
DEFI・プレジール88Crazy Hunter
リール:
セルテート3000
ライン:
東レ・ソルトライン シーバスPE 20lb
+ショックリーダー
東レ・トヨフロン スーパーL・EX6号
使用ルアー:
X−80SW
マーゲイSW
TKLM9/11