秋の夜長。
日付が変わってから家を出た。
潮は下げ五分。
向かった先は荒川のとあるポイント。
昨年から開拓中のポイントだ。
そのポイントに入って初めてわかる魚の着き場。
ランカーが着くには申し分ないポイントだが、昨年もここではランカーを出すことができなかった。
今年こそはこの場所で一本とりたいと思っている。
ポテンシャルは十分もっているはずなのだが、いいタイミングに入れたことがなく、78cmどまりで出し切れなかった昨年。
ベイトと流れ、水位が作用することはわかっているんだが、すべてがマッチしたタイミングに入れていないのだ。
今日の風、下げの流れ、水位、若干潮が弱いもののベイトさえいればなんらかの反応を得られるだろうと。
そそくさと準備をすませて水際へと降りる。
風向き、流れ、水位、見た分にはイケると思ったが、肝心なベイトの姿が見えない。
水面をティップでかき回してみたり、ボトムをゴツゴツと引いてみたがやっぱりベイトらしいベイトが見えない。
しばらく様子を見ながらあれこれとやってはみたが、一度のバイトも引き出すことはできなかった。
同じ荒川でやっていた仲間に連絡を取ってみるとベイトもいなくてバイトもないとの話。
いるのは先行者だけ。。
ということなので朝マズメからちょっと浸かってみようか!?と誘いをかけると速攻でバイト・・・。
仲間2人は仕事帰りで今まで浸かっていたらしく肉体的、精神的にもボロボロだったがなんとか眠眠打破を飲んでもらい
折角なので3人でも釣れる場所へと向かう。
綺麗な潮で囲まれた干潟に3人で入水。
浸かって30分。
潮が動き始めたとたん、ショアラインシャイナーSL12にピックアップ寸前でゆっくりと咥えるような変なバイトが出た。
が、これをハズす。
それからいくらミノーを撃ってみてもバイトが出ない。
魚はいるはずなのに・・・。
夜とはまた違った反応を見せるシーバス。
夜の釣りをやっていたら釣れなかっただろう魚が群れている。
とりあえずバイブレーションを入れてみる。
すると数投でゴンッ!とバイトが出た。
これが40m先でものの見事にフックアウト。
でもこれで確実に魚のいるラインが見えた。
そうなると微妙に通す角度を変えてやるだけでバイトが連発する。
別にサイズがいいわけでもないんだが、美しい魚体がたまらない。
5キャスト1バイトペースが続くと思うとパッタリバイトが止む。
そのタイミングで1本バラすがまたしばらくするとバイトが出始める。
小さな群れが入れ替わり立ち代りでブレイクを通過しているような感じ。
60cmちょいの魚をランディング寸前でバラシてしまうが、次のヒットでキャッチできた。
ちょっとカワイイね♪
立て続けにフルキャストした先でリトリーブが止まる。
これは今のヤツよりいいサイズ!?
水面を滑らせて一気に寄せてくる。
(62とか63くらいかな?)
しまいには単発ながらブレイク付近でボイルが出始めた。
これはトップもいけるかな?なんて思ってトップやらミノーやら投げてみたがノーバイト。
また元に戻して2発、3発と遥か沖でバラしたがどうもサイズが50cm台ばかりのようだ。
ショートバイトが続く中、途中でゴンッ!としっかりしたバイトが出る。
ショートバイトは小さいサイズかと思ってもみたがそうでもない。
かなりの数のシーバスに見切られている、とすごく感じるのである。
でもそれを完全に解消できるパターンが見つからない。
結局、ゴンッ!と出たバイトを確実に拾うしかない。
(たぶん63cmくらい)
潮位的にこれが最後の魚。
仲間が膀胱破裂しそうだということで丁度いいところで陸に上がった。
ポイント:荒川・湾奥干潟
「使用タックル」
ロッド:
ダイワ・ブランジーノ87LML・URBAN SIDE CUSTOM
リール:
ダイワ・セルテート3000
ライン:
東レ・ソルトライン シーバスPE 20lb
+ショックリーダー
東レ・トヨフロン スーパーLEX8号
使用ルアー:
ショアラインシャイナーSL12F−G
TKLM9/11
ジャイアントドッグX
レンジバイブ70ES