すでに耳にタコができるくらい聞いていたが、やっぱりムラが激しい。
いいときはいいし、ダメなときはダメ。
一つのエリアにベイトがどかっと居座らない。
全体的なベイト数が少ないためか一つの群れ自体の移動も早く感じてしまうのだ。
週末に降ったまとまった雨。
このチャンスを待っていた。
真水の流入による濁りに危機感を感じたベイト達がシャローに終結する。
一時的にまとまるベイト達。
そしてそのベイト達が満潮からの下げで払いだされ、流れてくるタイミング。
このイメージ通りになっていてくれさえいれば・・・。
ベイトがいればもらったも同然、いなけりゃお手上げ。
最近ダメだと言われてるエリアだとしても時間がたてば状況も変わるし、最後は自分の目で確かめるのが一番納得がいく。
いくらネットが普及した時代とはいえ、画面上の情報ばかりを頼りに釣りをしていては何も成長しない。
最後は自分の目、感覚が物を言う。
夕方の満潮からの下げ。
水がいっぱいの状態からポイントに入った。
真っ暗なポイントで久々のウェーディング。
浸かるのはスネほどの水深まで。
着くなり、早々のボイルが始まった。
力強い下げの流れ。
次々と流れてくるイナっ子の小さな群れ。
これはいい思いできるはず。
早速、ブーツ９０をキャストする。
よく見ていると、イナっ子の群れが来たタイミングでボイルが出る。
それに合わせるようにベイトの下っていくスピードに合わせて水面直下をリトリーブさせる。
アップクロスからダウンへ、色々とやってみる。
ボイルが出るのは地形によって流れが集まり密度の高くなる一つの筋。
そこにシャローから払いだされたベイトが下ってくる。
時々起きるボイル。
流れに対する絶妙なリトリーブスピードとレンジコントロールでバイトを誘っていく。
ブーツ９０が下流へと流され、頭をこちらに向けて泳ぎだす。
流れの抵抗を受けながら潜ろうとするブーツ９０。
ゆっくり浮かせるつもりでリトリーブを緩めロッドでコントロールしていく。
バフッ！
掛けるなり、ロッドのパワーで強引に寄せてくる。
あっという間に水際へどズリ上げる。
おそらく少し離れたところで見られていたら５０ｃｍのシーバスを相手にしていると思われてもおかしくないファイト。
（７０ｃｍ）あまり強引にファイトしすぎたのかブーツ９０のテールがぶっ壊れる（笑）
すぐに予備のカラーにチェンジして次を狙う。
嬉しいのは出るボイルが全部デカイこと。
５０ｃｍとかのボイルがない。
一体、半径５０ｍ以内にどれだけのシーバスがいるのだろうか。
しばらくして遥か下流でボイルが出た。
これはさっきのよりデカそうだ。
ちょうど潮目の下流。
そこへフルキャストで撃ち込んでいく。
さらに１０ｍほどラインをフリーにして予定通りのラインへとブーツ９０を送り込んだ。
そこからリトリーブせずにロッドワークだけでドリフトさせてみる。
送り込んだラインが水の抵抗を受け、ブーツ９０が泳ぎだす。
すかさずバイトレンジに合わせてロッドをコントールしながらさらに送り込む。
ふとリールのハンドルから手を離した瞬間だった。
ゴゴンッ！！
およそ５０ｍ下流。
ちょうど対岸の光がかぶって、はっきりとはわからない水柱らしきものが出た。
急いでハンドルに手を添えて大きくスイープにフックを詰めていく。
グングングン・・・とゆっくりバットで魚のウェイトを感じるように溜めながら巻き上げに入る。
このウェイトにして走るファイトがたまらない。
かなり楽しんでだあと、悠々とハンドで下あごを掴んだ
水面直下系ときには引き波系のブーツはこの時期やたら強い。
８２ｃｍ 横綱級♪
最近やたら目ジャーが狂ってる。。
おっ、７０ちょいかな？なんて思ってランディングしました・・・。
さらにもう一本、狙うつもりで手を変え品を変え攻めていく。
次第に収まっていくボイル。
そして下りきろうとするベイト。
逃すまいとしばらくして次のバイトを掛けた。
（６０ｃｍちょい）立て続けにもう一発同サイズを掛けたが、これはバラし。
この魚を最後に水面は見事に静かになった。
この調子じゃ僕の秋はまだ終わりそうもない。
| ポイント：荒川 |
| 「使用タックル」 |
| ロッド： |
| ダイワ・ブランジーノ８７ＬＭＬ・ＵＲＢＡＮ ＳＩＤＥ ＣＵＳＴＯＭ |
| リール： |
| ダイワ・イグジスト３０１２ |
| ライン： |
| 東レ・ソルトライン シーバスＰＥ ２０ｌｂ |
| ＋ショックリーダー |
| 東レ・トヨフロン スーパーＬＥＸ８号 |
| 使用ルアー： |
| ブーツ９０ |
| コモモＦ-１３０スリム |
| レアフォース |
