予報は雨。


わかっちゃいるけど今見えてる魚だけに、やっぱりやってみたかった。

決して状況がいいわけではない。









旧江戸に向かう途中でいきなりの雨。

ちょうどいい、足場も悪いし、濡れてもおかまいなし&防寒にもなるウェーダーを引っ張り出してせっせと着込んでからポイントに向かう。

水に浸かるわけじゃぁございません・・・。



降りしきる雨。

その雨足は次第に強くなっていく。

仲間と二人、雨の中でロッドを振り続けるが何もおきない。



ポイントを変える。





ボトムに変化のあるシャローエリア。

潮が動く時間帯はその高低さから流れが渦のようになってヨレる。

捕食はストラクチャーの隙間に隠れてたイナっ子やテナガエビが離れたとき。

魚が近づけば隠れていたベイトも驚いて逃げ惑う。

その瞬間がシーバスにとってチャンスになるわけだ。




仲間は雨を嫌って車で爆睡・・・。

(一体なにしにきたの??? みたいな・・・。)

まぁいつもの事なので、そんな彼を置いて一人黙々とキャストを繰り返す。



TKLM9/11、コモモスリムと水面直下系をローテーションしてみるが反応はない。

水面にはベイトも出ない。


もしかしたらとヤルキスティックをつけてボトムをゆっくりと流すように引いてみた。

その3投目。


ボトムの何かにカツンッ!と当たった直後にゴンッ!と押さえ込むようなバイト。

ニゴイじゃないはず(笑)


アワセるとすぐに水面へと飛び出した。




(65cmくらい?)


う〜ん、だいぶレンジ低めなのか。。


果敢にボトムを攻めるか、水位が下がって活性が上がるタイミングを掴むか。

とりあえずやりながら様子を見ていく。



ヤルキスティック、ワンダー、ヨレヨレとボトムを引き続けてみたが反応がない。

かれこれ時間も経ってシャローの水位がどんどん下がっていく。


ちょうどワンテンでボトムを擦るか擦らないかくらいの水位までくると

何匹かのベイトが水面に出始めた。

ライズとかは出ないが、時々ベイトが水面を走り、また潜っていく。




「これだ♪」





ベイトは気づいてる。






すかさずワンテンに付け替えてボトム付近を舐めるように引いてくる。

ちょうど岸に近い一つの張り出したストラクチャーの頭をかすめた瞬間だった。












・・・・・・ゴンッ!








結構スィープに合わせてみたが、これがあまり引かない。。

ちょっと重いだけで元気がないというかなんというか。

すんなりハンドランディング。



(74cm)


あら〜・・・ 短い方の尻尾が切れてました。。

なんだか気のせいか秋も終わり頃になってくるとこんな傷を負った魚が高確率で釣れてくる。

ボディに思いっきり外傷があったり、背びれが欠けてたり、尻尾が欠けてたり。

いくつか原因を推測してみたけど、どれが真実なのか当然答えが出ない。

誰か詳しい人いたら是非ご一報を。




しかしよく降るもんで全然やむ気配がない。

こっちもムキになってやり続ける。


また水位が下がってワンテンじゃ手に負えなくなってくる。

またルアーチェンジ。

ショアラインシャイナーで同じようにボトムを付近を早巻きで攻める。

なんてことない。


ゴンゴンッ!とヒット。

(60cmちょい)


この魚。

写真に写っている面は綺麗な魚体なんだが、逆側は見るに見れないような外傷を負っていた。

その大きさはCDより少し大きいくらいとかなりデカめ。

すでにベージュっぽく傷の部分が腐敗していてよく生きていられるなと思ったくらい。

とても痛々しい一匹だった。

それを見る限り人間が手を加えたような外傷ではないことくらいはわかる。

とすればシーバスにとって天敵となる動物がいるのか?

謎です。。



その後は、もう一箇所ポイントを移動してアイマのKo130Sで50cmちょっとのシーバスが1本のみ。



先週に比べて、魚も雰囲気も変わった。

そう感じた雨の夜。




ポイント:旧江戸川下流〜
「使用タックル」
ロッド:
ダイワ・ブランジーノ87LML・URBAN SIDE CUSTOM
リール:
ダイワ・イグジスト3012
ライン:
東レ・ソルトライン シーバスPE 20lb
+ショックリーダー
東レ・トヨフロン スーパーLEX8号
使用ルアー:
ヤルキスティック
VISION110
ショアラインシャイナーSL12F−G
ko130S
ワンダー80
ヨレヨレ
TKLM9/11