またまた湾奥は寒の戻りで一気に冷え込んだ。

でも一度入った膨大な数のシーバスはよほどのことがない限り大きな移動はしない。

なぜなら、ベイトの量がハンパじゃないから。

ポイントの運河に着き、水面を照らすとこのとおり。




水面を覆いつくすほどのアミは、バチに次いで効率よく楽に大量に捕食できるベイトだ。

しばらく水面を覗いているとそれ以外にも小規模なイナッ子の群れがたまに通り過ぎる。


今回は徹底的に流れにこだわった。

少しでも潮通しのいい場所。

そんなところをポイントに選んだ。

それにプラスしたのは一見すると真っ暗だが、オフィスの明かりが弱々しく水面を輝かせる条件。



「これは面白くなるぞ♪」






そう思った矢先、下から突き上げて反転する典型的なアミの食い方で水面が盛り上がる。

また一つ、また一つと湧き上がるよに水面が盛り上がり、反転した瞬間のボデイlがいぶし銀に光る。



1投目、リトリーブ中にショートバイトが連発する。

あと少しで食って欲しいラインを外れそうだったところでコンッ!とまたショートバイト。

なんとかのってくれたところでアワセを入れる。



X−80で一発。

かろうじてテールフックに掛かった。




立て続けに80でもう一発。

基本的にはただ巻きだが、微妙なスピード変化に食ってきた一本。



これもテール一本で深いバイトが出せない。

すぐにルアーを換える。



これもまたショートバイト連発でなかなかフックが乗っかってくれない。

でも何度かとおすとポツポツと掛かる。



ビーフリーズ78Sにヒット。

でもハマらない。

流れの緩さが活性をそこまで上げないだけなのか、ルアーが合ってないのか。

運河の独特な地形と様々な要素からそこに凄まじい数のシーバスがいる気配をヒシヒシと感じるのだが、

ショートバイトばかりでヒットに持ち込めない。

次の手を考えながらビーフリを潮の隙間に入れていく。



エラ荒いの音が北風でかき消される。

アベレージは50cm台前半から半ばの魚。


セイゴサイズはいないのか見切られているだけなのか一向に食ってこない。

そうなるとサイズに浴が出る。


レンジを変える。

ルアーはレンジミノー

もう少し深いところ。

流れが緩いこともあってアクションも変えてみた。


当たり前のようにバイトが多発する。



それでもサイズは伸びない。

どの魚もベイトを見てるレンジが一緒というわけか。


シンキングペンシルをいくつか試したが今度はバイトも出なくなった。

なるほど。



タックルケースを地面にひっくり返して思いついたルアーを探す。

あったあったと、見つけてまったく同じところへ投げる。

着水後、水面を切るようにラインを馴染ませてからリトリーブにはいる。

これで連発しなかったらお手上げだよ・・・

なんて不安は着水後3秒で吹っ飛んだ。



ルアーはソバット。

面白いように深いバイトが連発する。








サイズはアベレージが滔々と釣れ続く。

最初の一投がキモだった可能性は拭いきれない。

今となってはもう遅い。

ひたすら出るバイトを掛けていく。



ハマるのはわかったのでまたルアーを換えてみる。



今度はクローザー。

普通にバイトは出るんだがやはりショートバイトでなかなか乗らない。



やっと一発。

またソバットに戻す。





おかしさと関心さで笑いが止まらない。



と、気を抜いてるとゴンッ!とまた深いバイト。

これは少しよさそうだ。

(おも・・・)

やっと62cm。

アミとかイナッ子とか相当食ってますねぇ。

方やバチで盛り上がっているエリアとアミをメインに食ってるエリア。

こうも分かれてしまうとは一度シーバスに聞いてみたいものだ。


そのあとも潮が止まるまで続き、







最後はおしゃれに?カラーをかえて釣ってみました。

おしまい。

ポイント:港区運河筋
「使用タックル」
ロッド:
(プロト)
リール:
セルテート3000
ライン:
東レ・ソルトライン シーバスPE 20lb
+ショックリーダー
東レ・トヨフロン プレミアム船ハリス6号
使用ルアー:
X-80SW
ビーフリーズ78S
レンジミノーII70 S
ヨレヨレ
ワンダー80
ソバット80
クローザー