兼ねてから騒がれていた暖冬。

さすがにその影響は大きかろう。






掛ければ60UP率90%の川筋。

年明け2つめの潮周りには大体いい魚が出る。

湾奥へと入ってくる魚数が一気に増加する時期にあたる今、その目指すものはバチでありアミでもある。


荒川か旧江戸か、それとなく行き場所に迷ったが、車を走らせながら下流域を目指す。

明らかに昨年より高い水温。

そして一つの懸念。



今年になって初めて入るなじみの場所。

ポイントにはすでにロッドを振っていた仲間3人がいた。

おなじみキャスティングの”べなん”に”まこぴーさん”、”ペソペソさん”

状況を聞くと68cmを頭にべなんが2本、


ペソペソさんも70近いのが1本。

スゲーそんなに釣れてんのかとも思いつつさっそくトライ。


ダラダラと流れる下げ。

自分が到着する前まではモジリが頻発してたらしく、ほど近いポイントで村岡さんが70UPをあっさりと掛けて帰っていった後だったらしい。

今ではまったく魚の気配が見えない水面。



ここからが一番面白い勝負時だ。

その状況の経過からパターンが見えてくる。

活性のやたら高い60cm台の中に70UP,80UPがポロポロと混じる。

モジリがあるときは60cmをやっつけてる間にいいサイズが混じれば万々歳。

その60cm台が落ち着いた今、シャロー上に入り込んできたランカークラスが息を潜めてベイトを待ち伏せる。




しばらくキャストを続けているうちに、まこぴーさんがサスケ烈波(ベナンスペシャル)で59cmを掛けた。



先日、まこぴーさんのブランジーノ87LMLにも魂が入ったらしく、59cmでは物足りなそうだ。



またしばらくしてぺそぺそさんが一本、60くらい?


フッコサイズが混じってこの魚数。

もう一潮前でもよかったか・・・。

なんて思いがよぎる。

コモモスリムをしきりにキャストするが反応はない。



ブレイクの少し内側を通る潮目。

風もないので見ただけではわかりにくいが、ルアーを通せば明らかに別々のスピード、方向へ流れる潮が隣り合っている。

あいにく烈波を忘れてしまったので得意のショアラインシャイナーSL12にチェンジ。



みんなが狙っているポイントから少し外れてブレイクを切るようにシャローを引っ張ってくる。

大潮のど干潮でも干上がらないブレイク。

そこがどんな形状になっているかは想像でしかないが、同じブレイクのラインでも他のところより少し深い。

いつも本命ポイントで釣りきってルアーが引きずらくなってくるとその若干深いブレイクラインで最後に連発していた。

その魚の動き方は今でも変わらないはずだ。

一番浅いところへの出入り口の一つでも言おうか。

そのピンでタイミングを見つけるまで粘ってみる。




少しはやめに巻いていたシャロー上。

ショアラインシャイナーのレンジがぴったりと合ったときだった。

ルアーがブレイクを抜ける。












グンッ!ゴゴンッ!







キ・タ・☆!




(残り物には福がある・・・)



これは飲み込まれてるんじゃないかと思うほどしっかりとしたバイト。

予想に反して強い引き。

いつもの冬なら水温が低すぎて掛けてもビニール袋を引っ掛けたかのようにあっさりと寄ってくるが、かなり元気。

ブランジーノをしっかりと曲げつつ足元へと寄せ、なんなく取り込んだ。

(80cm)

      




このあとは誰一人掛けることなく沈黙が続いて終了。

今年のスタートは早くなりそうな予感。

シーズン初期のバチ、アミパターンも炸裂の予感。



ポイント:東京湾奥一級河川下流域
「使用タックル」
ロッド:
ダイワ・ブランジーノ87LML・URBAN SIDE CUSTOM
リール:
ダイワ・ブランジーノ3000
ライン:
東レ・ソルトライン シーバスPE 20lb
+ショックリーダー
東レ・トヨフロン スーパーLEX8号
使用ルアー:
ショアラインシャイナーSL12F−G
コモモスリム