一月から平年より遥かに多くのシーバスがいる湾奥。
時間が経つにつれその数も増していった。
一つ前の潮でガッツリと入った湾奥。
Fショーで釣りに行ける時間は減ったものの、その様子を見る分には十分な時間があった。
春一番の吹いた次の日。
風の強い夜の運河筋。
行くべき場所は荒川だったが、チェックついでに4箇所ほどをランガン。
1箇所で5キャストほどしかしなかったが、全てのポイントでシーバスの反応が確認できた。
それもしっかりとした群れでいるだけにちゃんとパターンとして食わせる釣りができる状態にある。
桜が咲きが早いと魚も早いって言うけれど、それより遥かに前からその兆行はあるもんで、
それってやっぱりクソ寒い中でも釣りしてなきゃわからないことなんだと常々思う。
運河を抜け、上げ5分、夜中の荒川。
一月にも好調だったエリアに向かう。
以前より遥かに魚数が多いだろう予測はしているつもりだが、サイズまでは釣ってみなけりゃわからない。
河口より遥かに上ったところに架かる橋の明暗部。
そこでやろうと思って水辺に向かったが、すでに一人の先行者がいる。
状況をわかっている人だろうか、かなり繊細に攻めている様子から恐らく釣れているんだろうと。
すぐにその場を離れてさらに上の橋へと向かった。
流芯を力強く流れる上げ。
すでにその潮が手前まで効いている。
水面には米粒を撒いたようなアミの波紋が見える。
そんなときは表層からチェック。
ララから様子を見ていく。
ララで届く範囲の明暗部を流すこと2投目。
いきなりティップが弾かれるようなバイト。
(65cmないくらい)
スピードの速い下から突き上げるようなアミ特有のバイト。
活性が高い状態である証拠だ。
これは表層で立て続けにいけるんじゃないかとララを投げ続けるが、しっかりとしたバイトが出ない。
流す角度を変えながら執拗に攻めてみたが仕方なくルアーチェンジ。
さらに沖の流れの走っているラインをヨレヨレで狙う。
上げのミドル〜ボトム狙い。
フルキャストしてから流れのスピードに合わせてレンジキープさせながら明暗部へと流し込んでいく。
シーバスの群れているラインを探りながら食わせやすいラインにキャストを決めていく。
いいラインに入るとその特有なバイトが出る。
誰もがショートバイトと感じてしまうだろうカンッ!というバイト。
うまく通せれば1キャストに5バイトくらいは出る。
(45cmくらいですね)
この群れはこのサイズがアベレージかな。
これは食うだろうってラインに入るとしっかりしたバイトが出る。
(50cm後半)
でもそのラインが流れ次第でコロコロ変わる。
それに合わせてラインを追いかけながらレンジを合わせていく作業。
あまりにも繊細すぎてこれがまた面白い。
その合間になにやらベイトが引っかかってきた。
(稚鮎です)
もうこんな感じなんですね〜。
水面を見ながらやっているとイナっ子とは違う波紋が出る。
それがコレなんだけどベイトのメインはアミ。
目の前を通れば稚鮎も食うしイナっ子も食うけど。
あとはポイント環境次第。
(50cm半ば)
シーバスがいるところはすごい狭い。
でも密度は高い。
だからいいラインに入るとこういう事態も普通に起きる。
(スレ掛かり)
魚が多すぎてヨレヨレがシーバスの背中にゴンゴンと当たりながら引っ張られているのもわかるくらい。
そうやってやっていると引っ掛けるつもりはなくても掛かってしまうときがある。
シーバスに当たって体勢を崩したヨレヨレにリアクションで食うヤツもいるし。
(50cm前半くらい)
バッチリ合ったときは深いバイトも出る。
それが口の中に入ってフッキングしているか外側に掛かるかはたまたま。
(60UP)
バチもいないわけでもないが、このタイミングではかなり少量。
でも下げに出る太いバチじゃなくてイトメって感じの細いバチが出る。
口の中はアミとゲロ状になったバチ。
上げが止まるころ、活性が低くなって口を使わせづらくなってきた。
(ラストの一本)
ヨレヨレくらい飛んで、アクション、レンジ、スピード違いのがあったらなぁ。
湾奥本格化。
やっとヨレヨレでバンバン釣れる季節到来です。
ポイント:荒川
「使用タックル」
ロッド:
ダイワ・ブランジーノ87LML・URBAN SIDE CUSTOM
リール:
ダイワ・ブランジーノ3000
ライン:
東レ・ソルトライン シーバスPE 20lb
+ショックリーダー
東レ・トヨフロン スーパーLEX8号
使用ルアー:
ララ
ヨレヨレ