3月。

この月に入ってからまともに暖かいと思った日はわずか。

ここ2週間は三寒四温とも呼べぬ気温の低い日が続いてる。

サクラも思いとどまったかのようにギュっとつぼみをちぢこませて春を待っているようにも見える。



シーバスは相変わらずの魚影の濃さ。

けれども場所や条件によっては、大量にいても思うようには口を使ってくれないことも多かった。

特に運河内の魚に関しては。



まるで冬に戻ったような冷たい北風。

干潮時に隅田川へ寄り、遠めの魚をヨレヨレで確認し、手前でライズする魚をニョロで一発かける。



魚がいることを確認して上げ始めの運河に入った。



上はじめてから1時間。

さすがに今日の上げは強い。

そのタイミングでいい風が入ったのも幸いした。

上げの潮が表層の潮をゆっくりと動かしていく。

それを邪魔する風を受けないポイント。




まずは手前からっていうのがセオリーだけど、現時点手前の潮が効いていないところで無駄にルアーを見せてもしょうがない。

ここは活性の高い真ん中から様子を見ていく。



いいラインにヨレヨレが落ちた2投目。

コンッ!と小さなバイトを掛ける。



まずは簡単な魚から拾っていくが、サイズが選べない。

また数投目にゴンッ!とヒット。

(64cm)





またしばらくして最初に釣ったようなサイズが出る。



着水から少し沈めてゆっくりとレンジキープするイメージ。

今、相手にしているのは果敢にルアーを追うようなタイプの魚じゃない。



フルキャストが疲れてきたところで手前のやっかいな魚に相手を変える。

今通したいレンジをキープしながら引いてくるにはヨレヨレじゃ速すぎるのでミノーにチェンジ。

B−太に換える。


着水直後は潜らせて、理想のレンジへもっていったあとはデッドスローで流し少しでも上ずった魚を拾ってく。

(56cm)





B−太で3連発してからもう少しレンジを下げていく。

ここでX−80にチェンジ。


同じように一度潜らせてはそのレンジをゆっくりと引いてくる。

追わせて釣る線の釣りではなく点で釣るイメージ。



(50くらい)


うまく魚のコンディションに合わせれればしっかりとしたバイトが出るんだけども

そのコンディションが5分、10分でコロコロ変わる状況。


(これも50くらい)

レンジも変わるしラインも微妙にズレる。

っていうのも潮の微妙な強さとかスピードとか潮目のライン次第で変わってしまう。

その細かい調整やルアーチェンジは、まるで稲垣五郎が自らの髪型を気にする回数に匹敵する かも。。




またしばらく手前で粘ったが見切られた感が強くなってきたところでヨレヨレにチェンジ。







似たようなサイズを3本追加したところで終わりにした。


ポイント:港湾部運河筋
「使用タックル」
ロッド:
ダイワ・ブランジーノ87LML・URBAN SIDE CUSTOM
リール:
ダイワ・ブランジーノ3000
ライン:
東レ・ソルトライン シーバスPE エフゼロ 20lb  1,2号
+ショックリーダー
東レ・トヨフロン スーパーLE6号
使用ルアー:
ヨレヨレ
B−太
X−80SW