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ダイワ：morethan BRANZINO 87LML
URBAN SIDE CUSTOM
湾奥ゲーム用ランカーキラーモデル
　激戦区のショアのみ、一年半近くをかけておよそ２トンものシーバスを掛けテストしました。このロッドで目指したのは港湾部で多様する９ｃｍ前後のルアーの投げやすさと、快適な取り回し。このレングスのモデルの中では硬めの作りになっていますが、張りと粘りを、このレングスにあった絶妙なバランスで設定したことにより、最高のキャストアキュラシーが決まり、キャスト時に掛かる負荷に負けることなくピンポイントを打ち抜く性能を手に入れました。これにより２０ｇ台のバイブレーションやメタルジグをも比較的投げやすく振り抜くことができるようになりました。
　また、ロッド自体の自重が軽いこともあり、バチシーズンに使う５，６ｇのシンキングペンシル、スティック系ルアーを快適にキャストできるという、使えるルアーの幅が広いロッドになっています。
　ランカーを引き出すしっかりとしたバットを持ちつつもレギュラーでも若干ファーストテーパーよりの設定。そこに張りと粘りのバランスをうまくプラスし、キャストのし易さとノリの良さの両方を兼ね備えたロッドに仕上げました。
　グリップは柵があるような河川や運河での釣行を考え、上腕や脇部分に干渉しにくい長さにしています。それがどれほど快適なものかはグリップの長いロッドを使っていた人ほど大いに実感できるものでしょう。
　ネジ巻き部分がむき出しになっておらずスッキリとしたリールシート周りは、それまでの手の違和感を排除したくて採用しました。
　若干細めのグリップはグローブ装着時のことも想定し、一年を通して手なじみの良い太さに設定しています。