TSSTが終わった翌週、蒸し暑い天気のなか宮城へと車を走らせた。

梅雨明けになるかならないかの微妙なときで、前線の真っ只中を縫うように自らも北上・・・。



雲の取れない嫌な天気。




のんびりと走って



石巻到着。

ひんやりとした空気が頬を拭った。

気温は23度。

東京に比べれば快適、どころか寒いくらい。



初日は夕方から牡鹿半島の漁港を二転三転し、シーバスを狙う。

ベイトに着いた魚が入っていれば可能性大との話だったが、残念。。

沖には魚の気配もなく、常夜灯の下で群れているのはメバルだけだった。


ミノーに飽きたので友達が持っているタックルを借りてワームを落とすと入れ食い・・・。

しかも極小。


またミノーに戻して生簀、ホタテ?カキ?棚に潮が当たってできたヨレのエッジを攻めてみるが反応なし。

そろそろ終わりにして宿へ戻ろうかと思った矢先、足元のピックアップ寸前に










コンッ!

とヒット。
















でも期待はヒット後0,5秒で消えた。。



ダーティストに食ってきたのは可愛すぎるクロソイでした。







翌日は



お馴染みのロックフィッシュハンター佐藤くんがスケジュールを合わせてくれて、これまた岩手まで足を伸ばすことに。



石巻から数時間。

気温19度のなか、最初の漁港に到着。

先行者はアイナメ釣りのオジサンだった。

(←情報をありがとう♪)

噛めば噛むほどに味が出てきそうなオジサンの情報では近くのサーフで5,60cmのヒラメが結構釣れてるとのことで

これはやらずには帰れないと、いざサーフへ直行。

そんなに釣れてるんならポロっと釣れちゃうんじゃないの?!みたいな。。





石巻は前々日に結構な量の雨が降り、河川は酷い濁りだった。

岩手はというとそれほどでもないが、ゴミや切れた海草が波打ち際やリップカレントに溜まってる。

散々ミノーでゴミを引っ掛けながら釣っていくが反応はなく、

そんなやりずらいなか、青龍にチェンジしてキャストを繰り返しているとココンッ!とバイト。

何だ?と思いながら引っ張ってくると着いてきたのは・・・



これまた可愛いサイズのソゲでした。。






昼前、サーフを見切って夜にやろうと決めた川を偵察に行く。

どこまでも広い青々とした水田。



綺麗な緑を横目に、

こんな悪路も走りぬけ



明るい時間の河川を一通りチェック。



橋桁や中州、地形変化、流れの変化。

満潮からの下げ時の流れを地形からイメージする。



川の中州やチャラ瀬にはいいサイズの鮎が群れていた。

もうすぐするとサケが入ってくるそうな。



夕方まではサーフ巡り。

その中で雰囲気のあるサーフに巡り当たった。

角度のある砂浜に流れ込み、沖へと伸びるロープ、根まわりとフラットフィッシュには申し分なさそうなポイント。

しかし、ここもゴミがすごくてルアーを引く度にフックが何かに引っかかる。

おまけに沖のウネリを受けて結構な波の荒さ。

ここなら誰かしら掛けるだろうと思っていたが、甘くはなかった。



また、まともな条件のときに来てみたい。

そう思わせる場所だった。






夕マズメ、その2級河川でキャストを繰り返す。



水中にできた馬の背、そのブレイク、流れの強弱による潮目、流れの巻く内側、ミオ筋と散々投げたおしたが、反応なし。

後から続々とアングラーが現れる。



夜が更けてもアングラーの数は減ることはない。

しかし、シーバスらしき魚を掛けている人が誰もいない。

タイミングが悪かったのか、ポイント選択が悪かったのか、また来てみないとわからない。

夜も遅くなったところで石巻へと引き返す。





寝ることができたのは3時間だった。

ここ2日で5時間の睡眠。

果たして3日目はもつのか?!






翌朝、目が覚めたのは3時半。

3日目はボートからのシーバスだ。

時間は4時。

準備とチェックアウトを済ませて桟橋へと向かう。


昨年のロックフィッシュでもお世話になったボートで石巻近辺のポイントへ。

湾内のポイント。

東京にはないシチュエーションでの貴重なパターンの釣りだ。

ルアーはバイブレーションがメイン。

初めはサイズも30cm台が混じってショートバイトばかりだったが、

時間が経つにつれ、アベレージがよくなってくる。



綺麗な魚体の石巻シーバス。



レンジバイブ、マールアミーゴ、ローリングベイト。

バイトは表層レンジに集中する。

着水直後の早巻きでゴンッ!と引っ手繰っていく。

65cmくらい




昼近くなると

シーバスのレンジが下がっていく。

水深は7mくらい。

ドップラーに換えて一旦ボトムを取るとデロデロデロっと巻き上げてくる。



巻き上げ2,3mほどでゴンッ!とティップが入る。



これもまた面白い。


夏になってもこの銀箔の魚体。

まるで川の魚のようだ。

潮色の良さが伺える








70cm近いグッドサイズ。


昼間になってもウェアは手放せないほど涼しくて快適だった。




キャッチしたのは25本くらい。

バイブ、テールスピン系でバラしは多数。。



2日目、お世話になった佐藤君、ボートに一緒に乗ってくれた高橋君、ありがとうございました。


夕方を待たずして東京へ向かって出発。



また420kmの道のり。

さすがに途中まで友達に運転を代わってもらって帰りました。。