1人、伊豆半島をとひた走る。
朝からよく晴れたこの日、東京では久しぶりともいえる夏日。
伊豆でも30度近くまで気温が上がった。
なんて言ったって海岸沿いの道で海を見ながら走るのが気持ちいい。
いくら渋滞しようが中伊豆の山の中を通るのはイヤなのだ。
で、渋滞かと思ったら夏休み分散化なのか、ただ不景気なのか、そこまで混んでない。
伊豆のとある堤防。
夏場に足元でよく釣れるのはサビキでイワシ、アジ、カマス、メジナ、ウミタナゴ。
今年は寒い日が続いたためか、まだソーダが入っていない。代わりに釣れてるのは35cm前後の良型のサバ。
若干水温が低い。
やはり重要となるのはベイトフィッシュの存在、これがいなくてはお話にならない。
まず第1段階は駅前の魚屋さんで地物の小魚をチェックする。
第2段階は堤防で釣れている小魚。
これらを見てなんとなく海の中をイメージする。
魚屋さんでは10〜15cmのアジがパック詰に、そしてサビキ釣りで山ほど釣れていたのは15cmほどのイワシだった。
昼間の12時すぎ、早速、堤防へ向かう。
ルアーを投げている人は誰もいない。
これはまたラッキー。
でもルアーをやってる地元の人がいないということは釣れていないってこと??
少し不安になる。
サビキでは、どの人のバケツもイワシで一杯だ。
しかし、ナブラは出ていない。
ラッキーな時はどピーカンの真昼間にシーバスとワカシのナブラを釣り分けることもできたりするが
そんな気配は無いのでバイブレーションをセットする。
地元の釣道具屋さんの店員情報によるとルアーではシーバス、タチウオがたまに釣れている程度のこと。
もう一つの釣具屋に寄るとシーバスもタチウオも釣れてないらしい。。
どっちの話を信用していいものか、とりあえずその時ばかりは期待しまくるのである。
今年は太刀魚のサイズがいいらしく指7本が普通に出るらしい。
しかも真昼間の水深10m以浅で。
それはそれで超〜!楽しみ!!
まずミオ筋を狙ってキャスト。
ミオ筋側は水深が深く流れもあるのでカウント15〜20くらいでボトムに到達する。
潮は上げに入り、足元を勢いよく流れている。
狙うは流れが大きく蛇行するカケアガリ付近。
フルキャストしたレンジバイブで一旦ボトムまで落とし、一気に巻き上げてくる。
時折、リトリーブスピードの変化や突発的なルアー軌道の変化を加えながら探っていく。
しばらくバイブレーションとメタルジグを交互に使って反応がないので、途中ポイントを移動して小さな磯場に上がった。
ルアーもマール・アミーゴに交換。
ここの水深はさっき探ったミオ筋と比べればかなり浅い。感覚的に言うとフルキャストしたとこで水深5,6mほど。
ボトムは単調な砂地、一箇所磯際に海藻の広がった藻場がある。
その海藻のエッジも見逃せない。
流れはゆるいものの潮目が何筋も横切るような状況。
やる気のある魚はこのシャローを利用してベイトを追う。
回遊してくる魚にタイミングが合えば容易にバイトへと持ち込むことができるはずだ。
そんなことを思いながらキャストしていた数投目、ファーストリトリーブ中にゴンッ!とティップが入る。
2,3度の首振りでテンションが抜ける。
やっちった・・・!!
アワセてまもなくジャンプ一発でフックアウト。
どうやら魚はいるようなので、しばらく粘ってみることに。
風は向かい風、潮目もキャスト範囲内を絶えず流れる状況が続く。
そして2度目のバイト、直後のエラ洗いをかわして一気に手前へ寄せる。
磯際へ降りてハンドランディングしたのは62cm、丸々太ったシーバスだ。
それから30分後くらいにまたバイト、58cmをキャッチしてこの日は終了。
帰りがけによく食べにいっている国道136号沿いのサウスカフェhttp://www.izu-is.com/area/shimoda/syokuji/southcafe/southcafe.htmlへ寄る。
注文したのはナスと挽肉のカレー。
ここのカレーは超うまい。
どのメニューも全部うまいんだけど、こんなうまいカレーがあったのかと痛烈な衝撃を覚えたカレー。
今まで食べてきたカレーの中で一番うまいと思うカレー。
マジでびびったよ。
あとオススメはエビとアボガドのバーガー。
もし南伊豆方面にいく人がいたら寄ってみるといいかも。
ヘタな磯料理屋へ行くより遥かに満足感を得られるはず。